メダカの生態研究をしているちいかわ(なんか地位が低くてかわいそうな特任助教)こんどうゆうきの紹介サイト

実験室でのゴリゴリ行動観察と野外でのガシガシ生態調査を組み合わせた
「泥臭い」研究アプローチで、メダカの知られざる生態解明を目指しています。

こんどうゆうきについて

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野生メダカの「真夜中の産卵」を追いかける研究者です。
24時間ビデオ観察と泥臭い野外調査の往復で、メダカの繁殖生態を解明しています。
研究を見る 論文を読む お問い合わせ

このサイトの目的

こんどうゆうきと研究の紹介、近況報告、物忘れ防止メモを置いています。 主に 4 種類の読み手 を想定しています:

  • 同じ分野の研究者の方 — 研究内容と業績は /research//publication/

  • 大学生〜小学生 — メダカという生き物の紹介を順次拡充中

  • 学校の先生方 — 授業で使える教材・出張授業のご相談は /contact/

  • 自分 — 忘却録 (個人的なメモ) を /note/

 

近況報告

2026.5.1 大阪公立大学理学研究科の特任助教になりました。

2026.4.17 主著論文が公開されました。メダカでは、数時間に何度も繁殖したオスは、1回だけ繁殖したオスと比べて、精巣内に残っていた精子の初速度が約2割低下していることが分かりました。 [Link]

2026.4.1 大阪公立大学理学研究科動物社会学研究室の博士奨励研究員になりました。引き続き研究は続けたいと思います。

2026.3.29 前回出した論文の日本語のプレスリリースが公開されました。 [Link]

過去の近況報告を見る→

 

自己紹介

名前:近藤 湧生 (こんどう ゆうき / Kondo Yuki)

所属: 大阪公立大学 理学研究科 生物学専攻
肩書: 特任助教
所属先住所: 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138
連絡先: Mail1: youkikondou[at]gmail.com Mail2: youkikondou[at]omu.ac.jp ([at]→@、メーラーが立ち上がります)
専門: 行動生態学・繁殖生態学

所属学会:

  • 日本魚類学会 (2016-) [Link]
  • 日本動物行動学会 (2017-) [Link]
  • 日本生態学会 (2017-) [Link]
  • International Society for Behavioral Ecology (2022-) [Link]

 

ひとこと・ふたこと自己紹介

メダカの繁殖行動を観察する様子

メダカの繁殖行動の様子

動物・植物関係なく生き物がどんな生き方をしているかに興味があります。特に「どうやって子どもを残しているか」「どうコミュニケーションをとっているか」「どうやって社会を維持しているか」といった問いに惹かれて研究をしています。 今はミナミメダカ を中心に繁殖生態の研究をしています。水槽実験と野外調査を組み合わせることで、泥臭くメダカの生態解明を目指していきたいです。

研究の特色

メダカ研究のスローガン「カツサンドくらいがんばる!!」

スローガン「カツサンドくらいがんばる!!」

メダカは、様々な研究分野で活躍しているモデル生物です。私は、主に行動生態のスコープ から研究しています。メダカ研究の邪道を驀進中です。専門が活きそうな共同研究の場面等あれば、お気軽にご連絡ください。よろこびます。

もう少し詳しく — 自己紹介へ →

 

数字で見るメダカ研究

これまでの研究を、数字でざっくり眺めるとこんな感じです。詳細はそれぞれのリンク先へ。

11
学術論文 (うち筆頭著者 6 本)
4
学会賞・奨励賞
日本生態学会・日本動物行動学会など
9件+
獲得した研究資金 (科研費・助成金)
代表 2 件 / 分担 2 件 / その他 5 件+
4媒体
直近のメディア掲載 (2025年)
ナショジオ / Science Portal / 日経サイエンス / メダカトリップ
3校+
出張授業・サイエンスカフェの実績
中学校・離島サイエンスカフェなど
24h×多数
連続ビデオ観察
「真夜中の産卵」発見の礎※具体数は本人補完

論文・受賞・助成・アウトリーチの全リストはこちら → /publication/

進行中の研究プロジェクト

2025年時点で関わっている科研費プロジェクトです。共同研究・情報交換をご希望の方はお気軽にどうぞ。

進行中 代表
動物における複雑な社会関係の形成過程 若手研究 / JSPS 科研費 25K18549
2025–2028年度
メダカ (Oryzias latipes) をモデルに、個体が「誰を知っているか」「誰と競争し誰と協調するか」という複雑な社会関係がどのように形成・維持されるかを行動実験と観察で解明します。精子配分・繁殖時刻研究で蓄積した手法を「社会認知」スケールに拡張する試みです。

進行中 分担
メダカの配偶行動における雌雄の化学コミュニケーション 基盤研究(C) / JSPS 科研費 24K09051
2024–2027年度 (代表: 古屋康則)
メダカが配偶相手の選択・精子配分判断に化学感覚をどう使っているかを探ります。行動生態のスコープから化学コミュニケーション研究に参画しています。

KAKEN で詳細を見る →

終了 分担
海産動物の共生・寄生関係と認知進化生態学 基盤研究(B) / JSPS 科研費 23K23966
2022–2024年度
海産動物の共生・寄生関係の実態と進化・維持機構を「認知進化生態学」の視点から解明するプロジェクトに分担者として参加しました。

KAKEN で詳細を見る →

終了 代表
魚類の射精量の新規定量法と精子配分戦略の解明 研究活動スタート支援 / JSPS 科研費 22K20666
2022–2024年度
精子量の定量手法を開発し、雌への精子投資量が雄の戦略によってどう変化するかを調べました。この課題で得た基盤が現在の研究の出発点です。

KAKEN で詳細を見る →

※ クリタ水・環境科学振興財団 / 河川財団 / 笹川科学研究助成など他助成金も受給中。詳細は 業績ページへ。

主要な研究成果

メダカの野外調査風景

メダカの野外調査風景

  • メダカの繁殖行動は深夜から開始する: 長時間ビデオ観察により、これまで朝に産卵すると考えられていたメダカが実は深夜から繁殖行動を開始することを発見
  • 雄の精子配分戦略: 雄が精子を使い果たしても配偶を続けることや、雌の質や競争状況に応じて精子配分を調整することを解明
  • メダカの野外生態の解明: 半自然環境や野外での長期ビデオモニタリングにより、メダカの日周行動パターンを明らかに

もう少し詳しく — 研究内容へ →

研究の歩み

「メダカはどうやって子どもを残しているか」という問いを出発点に、精子の数・産卵の時刻・精子の質・そして社会関係へと研究を展開してきました。

2020

精子の数 ①

メダカの雄は、雌の「質」によって渡す精子の量を変える

Zoological Science 37(3), 2020

外部受精魚メダカで初めて、雄が配偶相手の雌の状態に応じて射精量を調整することを実験的に示しました。「精子配分」研究のキャリア起点。

2023

精子の数 ②

精子配分は「競合状況」でも変わる — 雄間競争と射精量の関係

Animal Behaviour 202, 9–19, 2023

雄間の攻撃行動や割り込みが起きた場合にのみ射精量が増えることを発見。「誰と競争しているか」を認識した精子投資を示す行動実験です。

2025年1月

精子の数 ③

精子が枯渇してもオスは配偶し続ける

Royal Society Open Science 12(1), 2025

精子を使い切った雄でも配偶を続けることを実証。「精子配分」から「精子枯渇下の行動戦略」へ問いを拡張した転換点。

2025年2月

産卵時刻 ①

野外のメダカは「真夜中」から産卵を始めていた

PLOS ONE 20(2) e0318358, 2025

岐阜県の野外水路を24時間ビデオ撮影。産卵開始が真夜中 (0–3時) であることを野外で初めて記録。「メダカは朝に産卵する」という常識を覆しました。

2025年5月

産卵時刻 ②

半自然環境でも「真夜中の産卵」を確認

Scientific Reports 15(1), 2025

屋外の人工池 (半自然条件) でも深夜〜深夜1時から繁殖行動が開始することを示し、野外知見を補強しました。

2025年8月

産卵時刻 ③

実験室は産卵時刻を 3〜4 時間ずらしていた

Scientific Reports 15(1), 2025

実験室条件と野外条件を直接比較。実験室の光サイクルが繁殖タイミングを意図せずシフトさせていることを24時間連続観察で明示しました。日本動物行動学会優秀ポスター賞受賞研究の論文化。

2026年4月

精子の質

連続配偶後、精子の「初速度」が約2割落ちる

Journal of Ethology (Springer), 2026

数時間で複数回配偶した雄の精子は、1回だけ配偶した雄に比べて初速度が約20%低下。「量」から「質」へ問いを拡張し、精子疲弊の直接的コストを初めて定量しました。

2025年〜 (進行中)

社会関係

精子配分を超えて —— 複雑な社会関係はどう形成されるか

若手研究 / JSPS 科研費 25K18549 (2025–2028年度)

「誰と競争し誰と協調するか」という社会認知的問いへ。精子配分・産卵時刻研究で蓄積した行動観察・定量手法を「社会関係の形成・維持」スケールに拡張する研究を驀進中です。

精子の数 産卵時刻 精子の質 社会関係 (進行中)

全論文・受賞歴はこちら → /publication/

メダカ豆知識 — えっ、そうなの?

身近な生き物メダカには、まだまだ知られていない驚きの生態があります。 研究室で発見された「リアルなメダカのすがた」を、短く紹介します。

産卵・繁殖

メダカは真夜中まよなかに卵たまごを産んでいる

教科書には「メダカは朝に産卵する」と書かれています。 でも実は、野生のメダカを夜中にカメラで追いかけると、 午前 0 時ごろから産卵を始めていることがわかりました。

もっと読む →

精子・戦略

オスは精子せいしを使い果たしても交尾こうびをやめない

1 日に何十回も交尾したオスは、精子をほぼ使い切っても メスへの求愛をやめませんでした。 この「もったいない行動」にはどんな意味があるのでしょうか?

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精子の速さ

何度も繁殖はんしょくすると、精子の「初速しょそく」が落ちる

1 回だけ繁殖したオスと、何度も繰り返したオスの精子を 顕微鏡で比べると、速さに約 2 割の差がありました。 精子の「泳ぎ始めの 10 秒」が受精の鍵を握っています。

もっと読む →

季節・生態

メダカが繁殖はんしょくするのは 1 年のうちいつ?

メダカの繁殖シーズンは水温と日照時間で決まります。 春から夏にかけてが最盛期ですが、 野外では秋まで繁殖が続くことも観察されています。

もっと読む →

メダカ豆知識の記事一覧を見る →

主要論文

Temporal dynamics of courtship and spawning in medaka under laboratory conditions revealed by 24 h video monitoring Yuki Kondo, Ryotaro Kobayashi, Yuya Kobayashi, Satoshi Awata Scientific Reports 15(1), 2025年8月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Courtship and spawning behaviour of medaka in a semi-outdoor environment initiating at midnight Yuki Kondo, Satoshi Awata Scientific Reports 15(1), 2025年5月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Medaka (Oryzias latipes) initiate courtship and spawning late at night: Insights from field observations Yuki Kondo, Kotori Okamoto, Yuto Kitamukai, Yasunori Koya, Satoshi Awata PLOS ONE 20(2) e0318358, 2025年2月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Male medaka continue to mate with females despite sperm depletion Yuki Kondo, Masanori Kohda, Satoshi Awata Royal Society Open Science 12(1), 2025年1月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Sperm allocation in relation to male-male aggression and courtship in an externally fertilizing fish, the medaka Yuki Kondo, Masanori Kohda, Yasunori Koya, Satoshi Awata Animal Behaviour 202, 9-19, 2023年8月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link][PR日本語][PR英語]

Sperm allocation strategies depending on female quality in medaka (Oryzias latipes) Yuki Kondo, Masanori Kohda, Yasunori Koya, Satoshi Awata Zoological Science 37(3), 203-203, 2020年5月 | 査読有り | 筆頭著者・責任著者 [Link]

受賞歴

  1. 日本生態学会近畿地区会研究発表奨励賞.「実験室は野外の繁殖時刻を再現できているのか?:24時間連続観察が捉えたメダカの繁殖時刻のズレ」 [Link]
  2. 第44回日本動物行動学会優秀ポスター賞.「実験室と野外環境で3–4時間のずれ:24時間観察から明らかにしたメダカの繁殖タイミング」 [Link]
  3. 第69回日本生態学会ポスター最優秀賞受賞.「ミナミメダカにおける『有限な精子』をめぐる雌雄の戦略」 [Link]
  4. 第39回日本動物行動学会最優秀ポスター賞.「実はものすごく巧妙:ミナミメダカの雄におけるスニーキングと精子配分戦略」 [Link]

 

研究資金 (主なもの)

科研費

若手研究(2025-2028年度)「メダカをモデルに解き明かす動物における複雑な社会関係の形成過程」代表 [Link]

基盤研究(C)(2024-2027年度)「メダカの配偶行動における雌雄の化学コミュニケーション」分担 (代表: 古屋康則) [Link]

基盤研究(B)(2022-2024年度)「海産動物の共生・寄生関係の実態と進化・維持機構を「認知進化生態学」で紐解く」分担 [Link]

研究活動スタート支援(2022-2024年度)「魚類の射精量の新規定量法の開発と繁殖戦略の異なる雄の精子配分戦略の解明」代表 [Link]

その他の研究助成

  • クリタ水・環境科学振興財団 国内研究助成 萌芽的研究(b)(2024-2025年度・2025-2026年度)

  • 河川財団 河川基金 一般的助成 (若手研究者)(2025年度)

  • 笹川科学研究助成(2023年度・2024年度)

  • 大阪公立大学 戦略的研究推進事業 若手研究者支援(2023・2025年度)

  • 東京動物園協会 野生生物保全基金(2023・2024年度)

社会貢献・アウトリーチ活動

教育活動

  • 各務原市立川島中学校 研究授業「メダカにどのような感覚器官があるか」講師 (2024・2025年度)
  • 岐阜市立陽南中学校 総合学習「卵の中で起こる不思議を観察しよう」講師 (2024・2025年度)
  • 屋久島いきもの調査隊 サイエンスカフェ「オサルとボクと、時々、メダカ」講師 (2022年度)

メディア掲載

2025年11月 メダカトリップ「連続配偶実験」 [Link]

2025年7月 ナショナル ジオグラフィック日本版「身近過ぎる生き物 メダカの真実」 [Link]

2025年5月 日経サイエンス「クマノミがイソギンチャクに餌やり」 [Link]

2025年3月 Science Portal「メダカの産卵は真夜中から始まる」 [Link]

担当授業

  • 大阪公立大学「生物学概論」(2022・2023年度) オムニバス形式1コマ
  • 大阪産業大学「生物学実験」(2018-2020年度)

主要論文・受賞歴・研究資金・社会貢献の全リストはこちら → /publication/

 

講演・出張授業のご依頼

学校や地域のイベントで メダカの話をしに行きます。 小学生から高校生・一般の方まで、対象や形式に合わせて内容を調整します。まずはお気軽にご相談ください。

これまでの実績 (一部)

  • 各務原市立川島中学校 — 研究授業「メダカにどのような感覚器官があるか」(2024・2025年度)
  • 岐阜市立陽南中学校 — 総合学習「卵の中で起こる不思議を観察しよう」(2024・2025年度)
  • 屋久島いきもの調査隊 サイエンスカフェ「オサルとボクと、時々、メダカ」(2022年度)

対応可能なテーマ (例)

メダカの観察と生き方 動物の繁殖戦略 研究者の仕事・1日 野外で生き物を調べる方法 絶滅危惧種としてのメダカ 生き物の不思議な行動

依頼の流れ

  1. お問い合わせ — 対象・規模・希望日程の概要をメールでご連絡ください
  2. 内容の調整 — 対象年齢・学習内容・時間に合わせて内容をご相談します
  3. 実施 — 現地またはオンラインで対応します (交通費・謝礼は応相談)

お問い合わせ先

Mail: youkikondou[at]gmail.com / youkikondou[at]omu.ac.jp ([at] を @ に置き換えてください。件名に「講演依頼」とお書き添えいただけるとスムーズです)

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