YUKI KONDO
野生のメダカは
不思議がいっぱい
実験室での操作実験と泥臭い野外調査の往復で、
メダカの繁殖生態を解き明かしています。
大阪公立大学 理学研究科 特任助教 / 行動生態学・繁殖生態学
PROFILE
PROFILE
近藤 湧生 Kondo Yuki
大阪公立大学 理学研究科 生物学専攻 特任助教。 専門は行動生態学・繁殖生態学。メダカ (Oryzias latipes) の繁殖生態を、実験室での水槽実験と野外調査の往復で解明しています。
本人いわく「メダカで研究をしている ちいかわ (なんか地位が低くてかわいそうなやつ)」
NEWS
NEWS
近況報告
最近の活動・出張授業・メディア掲載・寄稿の記録。継続的に更新しています。
主著論文「Qualitative sperm depletion: successive mating reduces initial sperm velocity in medaka fish(精子の質的消耗:メダカの連続的な配偶は初期精子速度を低下させる)」のプレスリリースが公開になりました。Link
主著論文が公開になりました。「Qualitative sperm depletion: successive mating reduces initial sperm velocity in medaka fish(精子の質的消耗:メダカの連続的な配偶は初期精子速度を低下させる)」。Link
兄弟たちをたずねて、シカゴとサンフランシスコに行ってきました。アメリカの空気を吸うだけで高く飛べる気がしました。
RESEARCH
RESEARCH THEMES
行動と繁殖から、社会へ
「メダカはどうやって子どもを残しているか」という問いから始まり、
「複雑な社会関係はどう形作られ、維持されるか」という問いへ。
PROJECT ①
有限な精子をめぐる雌雄のやりとり
PROJECT ②
メダカの野外生態
PROJECT ③
複雑な社会関係
「誰と競争し誰と協調するか」を探る次のフェーズ。若手研究 (2025–2028) 進行中。科研費Link
MEDAKA TRIVIA
メダカ豆知識 — えっ、そうなの?
身近すぎる生き物メダカの、まだ知られていない驚きの生態。 研究室で発見された「リアルなメダカのすがた」を、短く紹介します。
2026.05 — 精子の質
連続産卵で精子の泳ぐ速さが約 2 割低下
何度も連続して産卵したオスの精子は、泳ぎ始めの 10 秒間で平均 106 → 83 µm/s へと約 2 割遅くなる。受精に重要な時間帯に精子の速度が低下することを実測。
Journal of Ethology (2026)
2026.03 — 排卵タイミング
野外環境のメダカは実験室より約 3.5 時間早く排卵
144 匹のメスを比較。野外の自然光下では、実験室の人工照明環境より約 3.5 時間早く排卵が起こる。
Royal Society Open Science (2026)
2025.08 — 実験室の繁殖時刻
実験室と野外で繁殖行動開始に 3〜4 時間のズレ
同一系統のメダカを実験室で 24 時間連続撮影。繁殖は午前 8 時頃ピーク、野外より一様に 3〜4 時間遅い。環境要因の影響を実証。
Scientific Reports (2025)
2025.06 — 半野外の繁殖時刻
半野外水槽でもメダカの繁殖は午前 1 時から始まる
屋外水槽 31 ペアを 24 時間赤外線撮影。繁殖行動は午前 1 時頃から開始、午前 2〜4 時がピークと判明。
Scientific Reports (2025)
2025.02 — 野生の繁殖時刻
野生メダカは夜明けではなく深夜に産卵を開始
岐阜の小川で深夜のメダカをビデオ撮影。産卵は午前 0 時頃から、活動量は午前 1〜3 時、求愛は午前 2〜3 時にピーク。
PLOS ONE (2025)
2025.01 — 精子の有限性
オスは 1 日 19 回産卵できるが受精率は激減
オスは 1 日平均 19 回の産卵が可能だが、開始 3 回で総放精数の 50% を消費。10 回目以降は受精率が著しく低下。
Royal Society Open Science (2025)
2023.07 — 射精量の調節
ライバルオスの行動を把握して射精量を調節
3 条件(接触可・視覚提示のみ・不在)を比較。オスはライバルの存在や行動の違いに応じて射精量を巧妙に調整。
Animal Behaviour (2023)
PUBLICATION
BY THE NUMBERS
数字で見る、研究の歩み。
SELECTED PAPERS
主要論文 (筆頭著者・責任著者)
AWARDS
受賞歴
- 日本生態学会近畿地区会 研究発表奨励賞 (2025)
- 第44回日本動物行動学会 優秀ポスター賞 (2025)
- 第69回日本生態学会 ポスター最優秀賞 (2022)
- 第39回日本動物行動学会 最優秀ポスター賞 (2020)
OUTREACH
講演・出張授業
学校や地域で「メダカの話」をしに行きます。
- 各務原市立川島中学校 (2024・2025年度)
- 岐阜市立陽南中学校 (2024・2025年度)
- 屋久島サイエンスカフェ (2022年度)
NOTES
NOTES
忘却録
過去の自分が何を考え、何にハマり、何で詰まっていたか。 数年後の自分が読み返すための、個人的なメモ置き場です。
「スローガン:カツサンドくらいがんばる。」
ARCHIVES
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