OUTREACH
研究を、社会へ。
出張授業・シンポジウム企画・メディア寄稿。メダカと行動生態学の魅力を、研究室の外へ。
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目次
MESSAGE
WHY OUTREACH
研究を、社会に届けたい理由
研究で見えてきたことを学術論文だけにしまっておくのは、もったいないと思っています。
メダカは、家で飼っている人も多い、学校の理科で扱われる、そんな「身近すぎる」生き物です。私たちが当たり前に思っているメダカの姿は、実は実験室での観察に基づいた一部分でしかなく、野生のメダカは思いがけない振る舞いを見せます。深夜から産卵を始めること、オスが「あえて」精子を温存していること、環境によって繁殖タイミングが数時間ずれること——こうした発見を、論文の外でも誰かに届けたいと考えています。
子どもたちが「自分の家のメダカ、夜に何しているんだろう?」と眺めるきっかけ。メディアの取材を通じて、研究の現場の空気を伝えるきっかけ。シンポジウムでの議論を通じて、若手研究者同士が方法論を磨くきっかけ。そんな小さな入り口を、できる範囲で開いていきたいと思っています。
MEDAKA TRIVIA
FUN FACTS
メダカ豆知識 — 一般読者向けに、ざっくりと
身近すぎる生き物メダカの、まだ知られていない驚きの生態。研究室で発見された「リアルなメダカのすがた」を、論文より少しだけかみ砕いてご紹介します。
- メダカは”夜型”だった?:教科書には「メダカは朝に産卵する」と書かれていますが、実は午前 0 時頃から産卵を始めることがわかってきました。
- オスは”頑張りすぎる”:メダカのオスは、相手が次々現れる状況なら 1 日に平均 19 回も繁殖行動ができます。ただし開始 3 回で精子の半分を使い切る、なかなかの猛烈さです。
- “頑張った後”の代償:連続して繁殖を続けたオスの精子は、1 回だけのオスの精子と比べて泳ぐ速さが約 2 割遅くなることがわかりました。
- オスは”相手を見て”調節する:近くにライバルがいるかどうかで、オスは射精量を変えていました。なんと、ライバルがいることを”目で見ているだけ”でも反応します。
- 飼育環境で行動が変わる:野外と実験室のメダカを比べると、産卵時刻も排卵タイミングも 3〜4 時間ずれていました。同じメダカでも、環境の違いで振る舞いが変わるようです。
- 絶滅危惧種でもある:メダカは身近な存在ですが、野生のミナミメダカは 1999 年に絶滅危惧 II 類に指定されています。「メダカ」と呼ばれる種は実は複数いて、ペットショップのメダカと野生のメダカは違うことも。
各発見の詳しいプレスリリースは トップページの論文プレスリリース紹介 をご覧ください。
LECTURES
SCHOOL VISITS
出張授業・講演
学校や地域で「メダカの話」をしに行きます。小学校から大学・一般市民まで、対象に応じて内容を調整します。

これまでの実績
- 2025 年 10 月: 岐阜市立陽南中学校 総合学習「とびら」インテンシブ学習 — 「卵の中で起こる不思議を観察しよう」
- 2025 年 6 月: 各務原市立川島中学校 研究授業 — 「メダカの卵の発生を観察しよう」
- 2024 年 11 月: 各務原市立川島中学校 研究授業 — 「メダカにどのような感覚器官があるか」
- 2024 年 10 月: 岐阜市立陽南中学校 総合学習「とびら」インテンシブ学習 — 「卵の中で起こる不思議を観察しよう」
- 2022 年 11 月: 屋久島いきもの調査隊 2022 年サイエンスカフェ — 「オサルとボクと、時々、メダカ」
提供できる授業テーマ例
- メダカの卵の発生を観察しよう — 顕微鏡で卵の中の心臓・血管・目の形成を観察(中学校〜)
- メダカにどんな感覚器官があるか — 視覚・嗅覚・聴覚・側線などの観察と機能(中学校〜)
- 夜のメダカ、どこで何をしているか? — 野外調査と 24 時間ビデオ観察の話(小学校〜一般)
- オスは精子をどう使い分けているか — 行動生態学の基本(高校〜大学・一般)
- 研究者の 1 日 — 野外調査・水槽実験・論文執筆の現場(キャリア教育、中学校〜大学)
- 屋久島から見るフィールド調査 — 屋久島でのヤクザル調査の経験談(一般・サイエンスカフェ)
依頼可能な対象
- 小学校: 高学年から、体験中心の内容で対応可
- 中学校: 出張授業・総合学習・研究授業の実績多数
- 高校: SSH・SGH・進路ガイダンス・出張授業に対応
- 大学: 学部生向け講義・大学院生セミナーに対応
- 一般市民: サイエンスカフェ・科学館講演・図書館講座に対応
- 学会・研究会: シンポジウム・若手集会の招待講演に対応
依頼の流れ
- 連絡先ページの問い合わせフォームよりご連絡ください
- 対象・人数・希望時間・テーマの希望をお知らせください
- 内容を擦り合わせ、日程調整します
- 当日対応(オンライン対応も可)
SYMPOSIA
EVENT PLANNING
シンポジウム・研究会企画
若手研究者の交流の場・分野間の対話の場を作る活動も行っています。
- 2026 年 3 月: 第 73 回日本生態学会大会シンポジウム「魚類行動生態学における野外観察と室内実験の統合: 方法論的課題と展望」(企画) — 新潟大・川坂氏、京大・佐藤氏との共同企画。野外と実験室を行き来する若手研究者の経験を共有する場。
- 2025 年 11 月: 日本生態学会近畿地区会公募集会「第 1 回 生態学の現場から考える多様な研究スタイル — それって技術? それとも力技?」(企画・運営) — 京大 + オンライン開催。湯本原樹氏との共同企画。
共同企画・シンポジウムへの登壇依頼もお気軽にどうぞ。
MEDIA
ARTICLES & INTERVIEWS
解説記事・寄稿
論文とは別に、一般読者向けに書いた記事・取材を受けた記事。記事のタイプ(寄稿 / 取材協力)も併記します。
寄稿
- 2026 年 3 月: 「野生メダカはいつ・どこで・どのように繁殖している?」 どうぶつと動物園(東京動物園協会)
- 2025 年 11 月: 「メダカの連続繁殖実験」 メダカトリップ(月刊 AQUA-LIFE)— 記事を読む
- 2025 年 7 月: 「身近過ぎる生き物 メダカの真実」 ナショナル ジオグラフィック日本版 — 記事を読む
- 2025 年 3 月: 「メダカの産卵は真夜中から始まる」 Science Portal (JST) — 記事を読む
取材協力
- 2025 年 5 月: 「クマノミがイソギンチャクに餌やり」 日経サイエンス 2025 年 5 月号
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